江戸川区自然動物園に通うようになって8年が経過しましたが、その時からずっと見ていた動物を遂に見送ることになりました。
ハナジロハナグマのユリちゃん。(2009年6月撮影)

放飼場に掲示された告知の貼り紙。

この日は私がハナジロハナグマ放飼場の前にいた僅かの間にも、通り過ぎる人達が何人も「ここにいたクマさんが亡くなったって」と言っていました。
江戸川Zooは気楽に来る事ができる動物園だから、皆もハナジロハナグマをガン見はしていなくても、何気なくいつもその姿を見ていたのだろうなと感じました。
ハナジロハナグマのユリちゃん。(2009年6月撮影)

放飼場に掲示された告知の貼り紙。

この日は私がハナジロハナグマ放飼場の前にいた僅かの間にも、通り過ぎる人達が何人も「ここにいたクマさんが亡くなったって」と言っていました。
江戸川Zooは気楽に来る事ができる動物園だから、皆もハナジロハナグマをガン見はしていなくても、何気なくいつもその姿を見ていたのだろうなと感じました。
2月下旬に撮影したユリちゃん。

いつもの木の上ではなく地上で寝ていたので、どうしたのかなと思っていましたが、この写真を撮影してから一週間後に亡くなりました。
ずっと一緒に暮らしていた兄弟のタカ君が亡くなったとき、普段は樹上にいるユリちゃんが、タカ君がよく歩き回っていた地上の同じ所をずっと嗅ぎ回っていたのを思い出します。ユリちゃんはタカ君を捜しているのかなと思って見ていましたが、後に残された最後の一頭が亡くなった時に探してくれる仲間はいないのだと思うと寂しく感じられます。動物園で飼育動物の死を来園者に伝えることの是非を問われることもありますが、せめてニンゲンがその動物がそこにいたことに想いを馳せるために、このような告知は必要だとあらためて感じました。
ハナジロハナグマの時の「飼育係のおはなし」で、ハナジロハナグマは仲間がはぐれると皆で尻尾を立てて一列になって探すという話を聴き、社会性のある動物っていいなぁと心底思いました。他の動物園にも滅多に飼育されていない動物なので、貴重な話を聴いておいてよかったと思います。
キーパーさんに甘えるユリちゃん。

どうぞ安らかに眠って下さい。お疲れさまでした。
このエントリーはぴっぴさんのブログのユリちゃん追悼エントリー「寂しくなったね」(2010.03.14)にトラバさせていただいております。
ユリちゃんの綺麗な写真を、ぴっぴさんのところでご覧下さい。
さて、次の貼り紙はレッサーパンダ放飼場で。

「うわー、ユウユウって可愛い!」とこの写真を見て女子高生が言っていました。(当たり前ですよねー♪)
他にも「産まれたって」と、全部を読まずに目についた文字だけを見て勘違いをしていた人もいた。ちゃんと読め。
私などは深読みして、このような貼り紙をして喧嘩ではないことを印象づけねばならないほど、ブナ君がユウユウさんを追いかけ回して来園者を驚かせたのかしらと思ったりして。
ブナ「ボクは何も悪いことはしてないからね!」

ブナ君、それホントか?
それにしてもレッサーパンダ放飼場でカメラを構えていて「おおっ」と思ったのは、ここ数ヶ月で個体識別している来園者が増えたなという事です。
個体紹介の貼り紙のお陰か、はたまた「飼育係のおはなし」にレッサーパンダが加わった効果なのか。
貼り紙、その三。
三連休とGW前半の予定作りのご参考にどうぞ。

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