東京都江戸川区西葛西の行船公園内にある江戸川区自然動物園のレッサーパンダを紹介しています。

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今日はちょっと重い話です。

6月2日、陝西省寧強県郊外の河原に一頭のレッサーパンダが食べ物を探すために山から下りてきました。
しかし不運にも現地の村民に捕まえられてしまいました。

その様子を観光客の女性がケータイのカメラで撮影しており、6月4日に公安局に通報しました。
直ちに調査が行われ、容疑者が捕まりました。
尋問の結果、容疑者の37才の男は捕まえたレッサーパンダを殺して皮を剥いで食べたことを自供しました。

通報した女性は捜査が行なわれている間、幾度も問い合わせをして、最終的にレッサーパンダが殺されたことを知り、次のようなコメントを残しています。
「自分に知識がなくあの時レッサーパンダを保護できなかったのが悔やまれてなりません。もし私があの時すぐに制止して警察に救助を求めたならば、レッサーパンダには生きる機会があったかもしれません」

記事は公安局の呼びかけで閉じられています。
我々は野生動物に関心を持ち、野生動物を食べる悪習を捨て、“自然を尊重し、生態を保護する”べく国民全体の自覚ある行動を希望する。

私は一週間前にこの記事を読みましたが、わざわざブログにエントリーする内容ではないと考えていました。
しかし数日後に通報者の女性のコメントと女性がケータイで撮影した写真を見て、この事件は様々な見方ができると思い記事にすることにしました。

まずは通報者の女性(言うまでもなく中国人)の勇気ある行動とコメントの内容。
彼女が通報したことを心から尊敬します。
またコメントの内容も共感できるもので、日本イジメばっかりやってるという印象の強い中国人の心の中に自分と同じ思いが宿っていることも実感できました。
私がレッサーパンダ好きと知って「ボク中国でレッサーパンダが売られているところ見たよ、食用に」とわざわざ言いに来る日本人よりも、レッサーパンダの死を悲しむ中国人の彼女の方に心の距離をより身近に感じます。

また、敢えてリンクを張りませんでしたが通報者の女性がケータイで撮影した写真も公開されました。
同じ写真が二種類のトリミングでネット上のニュースに流れていました。
一枚は、撮影した写真をそのまま掲載したであろうもの。それはニンゲンの手に尻尾を握られたレッサーパンダの写真。
もう一枚は、尻尾を握ったニンゲンの腕を極力カットした写真。

私は先に後者の写真を見たのでそれは河原を歩くレッサーパンダの写真だと思っていました。
後日、前者の写真を見て、実はその写真が尻尾を引っ張られ一生懸命に逃れようと四肢を踏ん張るレッサーパンダの写真だと知りました。
つまり後者の、尻尾を掴むニンゲンの腕の部分をカットした写真は、記事を報道する誰かが故意に惨い部分をトリミングで目立たないようにしたのではないでしょうか。

子供の事故現場を撮影して趣味でネットに上げる日本人教師もいれば、報道写真であってもできるだけ惨くならないように配慮する中国人報道関係者もいます。
できれば、日本だから中国だからという理由で心の壁を作ったりせず、互いに共感できる部分を見落とさないようにしたいと思いました。

最後に、今回の事件が中国においてもショッキングな出来事であり、だからこそ記事となり報道されたことに光明を見いだしたいと思います。
できればこのような事件が二度と起こらない事を願っています。
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コメント
この記事へのコメント
そうですね。
限られた情報の中で、かわいそうだな、ひどいことだなというだけでなく、その奥にあるものを、しっかりと見る側は、見極めなくては、いけませんね。
2007/06/11(月) 22:28 | URL | いまちゃん #wb.gbiOU[ 編集]
いまちゃん
コメントしづらい記事にもいつも反応していただいて、ありがとうございます。
今回は通報者の女性のコメントをご紹介したくて、辛い記事を書きました。
私達は動物園で、来園者の無責任な行為を目にする事も多いですが、なぜその行為を止めて欲しいのかを言葉で伝えられる知識を身につけたいといつも思っています。
2007/06/13(水) 23:25 | URL | yo-co #w4Ib0zSU[ 編集]
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