東京都江戸川区西葛西の行船公園内にある江戸川区自然動物園のレッサーパンダを紹介しています。
以前ご紹介した中国・福州パンダ研究センター(福州大熊猫研究中心)の三つ子の一頭が、このたび三つ子を産んだことがニュースになっています。

(リンク先は中国語のサイトです)
母子二代で三つ子出産、しかも三世代同居(写真あり)
(東南快報2007年8月28日)

今回母親になった思思(スースー)は、2004年に山妹(シャンメイ)から産まれた三つ子のうちの一頭です。
山妹は2001年8月30日生まれで同センターのレッサーパンダの中で最も誕生日が遅いという記録を持っています。
思思は2004年8月12日生まれ。
そして思思の三つ子は7月25日生まれ。
(yo-co注:文中にレッサーパンダの出産時期は一般的に7月中旬~8月上旬であると書いてあるので、中国のレッサーパンダ達は日本より一ヶ月ぐらい遅く出産するのでしょうか。)

この度の出産で福州パンダ研究センターのレッサーパンダは25頭になり、同センター最多記録となった上、母子ともに三つ子を産んだことがあり母子ともに健在で三世代同居という世界記録のオマケもつきました。

同センター主任研究員が苦労話を語っています。
「まず知っておいていただきたいのは、レッサーパンダを飼育する難しさはジャイアントパンダより更に大きいということです。この7年間、研究員達は多くの苦労を重ねてきました。(山妹の波乱の半生については省略) 思思たちがちょうど二ヶ月を迎える頃、数十頭の成年レッサーパンダが急性の下痢になり、赤ちゃん達に感染させないために飼育員は赤ちゃん達を別の場所へ移動させました。」

思思が産んだ三つ子のうち、歓歓(ホワンホワン)と楽楽(ルールー)は福建農林大学動科院の学生達によって飼育され、麗麗(リーリー)はまた別の形で飼育されます。
満一ヶ月のお祝いのあと、遂に山妹の孫たちがお披露目されましたが、身長は20、30センチメートルを超えず毛色は灰色がかっており、成年レッサーパンダのあの光沢はありません。

(リンク先の写真について)
三つ子のうち最も小さな個体が最も落ち着きがなく「ウーウー」と鳴き続け、最も大きな個体は多くの取材のフラッシュを見て飼育員の肘の内側に顔を潜らせていたそうです。写真左のファイティングポーズの赤ちゃんパンダがチビちゃんなのかな?

[三つ子の、そのまた三つ子]の続きを読む
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ジャイアントパンダを愛する皆さま、ご機嫌いかがでしょうか。
まずは、これから臥龍パンダ保護研究センター(臥龍保護大熊猫研究中心)を訪れる方へお願い。

今年(2007年)年初に同センターで18頭の赤ちゃんパンダの名前が募集され、世界40ヵ国から10万を超える名前の応募があったことは皆さまの記憶に新しいかと思います。

我輩はパンダである名前はちゃんとある(レコードチャイナ)

日本からは二頭の名前が採用されました。
実はそのうちの一頭の名付け親がなんと私の友人なのですが、今年2月に「あなたの応募した名前が採用されました」という電話連絡があって以来、今に至るまで音沙汰なしなのだそうです。

せめて自分が名前を付けたパンダの顔が見たいと思うのが、名付け親の心情ではありませんか。
そんなワケで、これから臥龍へ行かれる方は是非、朗朗(ランラン、2006年生まれ)という名前のパンダを探してください。
見つけたらどんな些細な事でもいいので、ここのコメント欄にメッセージを残して貰えると嬉しいです。

雄大な臥龍を背景に白黒パンダ
「ヨロシクね~」(2006年7月臥龍パンダ保護研究センターにて撮影)

[名前の話題いろいろ]の続きを読む
位置に着いて、なブナ君
「on your mark!(位置に着いて)」

連日の世界陸上、これだけ見続けていればヒアリングがからっきしの私にだって聞き取れます。
しかし、今年の日本の暑さの中で実力を出せる選手って、いったいどこをどう鍛えたんだろう。
ああ、今日は末續が……

ヨーイ、なブナ君
ヨーイは「Set!」(でいいんだよね?)

世界陸上大阪大会は放送で使用する電力を自然エネルギーでまかなっているそうです。
ヘ~、やればできるんじゃん。
スッタカタ~なブナ君
いつも放飼場をスッタカタ~と駆けているブナ君。
今日は私もスタコラサと帰宅して、世界陸上をテレビ観戦しています。
ああ室伏が……。

今朝のスポーツ新聞1面に踊る「世界最速のゲイ」という大見出しは、本来とは別の意味でインパクトのある字面だったなー。
※タイソン・ゲイ(米):今大会の男子100メートルのゴールドメダリスト
いらっしゃい、なブナ君
「ヤァ!いらっしゃい」

相変わらずの暑さの中、江戸川区自然動物園に行ったらブナ君がこんな笑顔で迎えてくれました。

[マイペースで営業中]の続きを読む
私のブログを見に来る人であればほぼ例外なくご存知であろうハイレベル動物写真のブログ、rio's storyのりおさんと*pure hearts*のさくらさんが東京都湯島にあるCafeで二人展を開催されています。

詳細はこちらからどうぞ!
写真展 ほっこりぽかぽか動物園 at フレンチボーグ

沢山のハイクオリティな動物写真に囲まれ、ちょっとした動物園気分にひたれること請け合いです。
展示されている写真の他、レッサーパンダアルバムも店内に置いてあり、そこには聖母子像のようなユウユウさんとサンちゃんのデコ合わせ(互いのおでこをくっ付けている)写真や、ブナ君の超イケメン写真も貼られています。

緑の中のブナ君
ねぇブナ君、どうしてりおさんにはあんなにイイ顔するの?

ブナ「カメラマンの腕の違いダヨ」

[動物写真展]の続きを読む
出入り自由なブナ
ブナ君@江戸川Zoo

暑くて長かった今週が終わって、やっとブナ達に会いに行けるよー!
でも土曜日はまた猛暑が戻ってくるらしいから、暑かったら部屋の中にいていいからね。
レッサーパンダの紹介文を自力で書き起こすのは無謀なことだと悟り、中国のサイトから情報を得ようと中国のウィキペディアを見ていたら、下記のリンクがありました。

レッドパンダプロジェクトバナー
The Red Panda Project
(英語サイト)

この団体の目標は、ネパール東部に世界初のレッサーパンダのための保護区域を作ること、だそうです。
また、このエントリーのタイトル「The original Panda. More colorful.」はこのサイトから拝借しました。

以上、ご紹介まで。
ブナ君全身
江戸川区自然動物園のブナ君。

8月17日に熱射病のため死亡した市川市動植物園の次郎君のニュースは、テレビなどのメディアで採り上げられたことで多くの人の知るところとなったようです。
ブログ検索Technoratiでキーワード「レッサーパンダ」を検索すると、今日一日だけで実に様々な人が自分のブログ上で話題にしています。
それらの記事の中で目についたのが「レッサーパンダって暑さが苦手だなんて知らなかった」というもの。
結局2005年のブームは、人々に立ち姿の印象しか残せなかったのですね。

本日も白孔雀の記事を書くつもりだったけれど、予定変更してレッサーパンダの基本情報をまとめます。

[ヒマラヤの珍獣]の続きを読む
白孔雀三連発
今日は暑苦しいレッサーパンダではなく、涼しげな写真を選んでみました。
(@熊本市動植物園)

先月の帰省の折、故郷の動物園で撮影したシロクジャク、三羽競演です。
よく見ると羽を広げていない白孔雀が周りに何羽もいます。
実はこの周囲に白孔雀ばかり何十羽(30、40羽?いやもっとか?)もいるんです。
どうしてこんな凄いのをもっと宣伝しないんだろ?
カメラ目線のブナ
土曜日の涼しさは何だったのでしょうね。
写真は一週間前に撮影したブナ君。
たった一日で暑さがぶり返しちゃったけれど、ブナ君達は元気かなぁ。
熱中症なんかになってないかなぁ。

↓以下、私の近況。

[猛暑リターンズ]の続きを読む

拡大地図を表示

私がいつも利用する西葛西駅から江戸川区自然動物園への最短ルートをご紹介したいと思い、Googleマップの機能を使ってお勧めルートを描いたら、分かり易い基本ルートと距離が大して違わないことが判明しました。
いずれもサクサク歩いて12分~15分。

でもまぁ敢えて言うならば、お勧めルートでジャスコの中を通ってドリンクやおやつを購入したり、私のように時々コインロッカーを拝借したり(西葛西駅周辺にはないので)、フードコートやマクドナルドで小腹を満たしたりできるので、動物園への基本ルートに慣れた方はこちらもどうぞ。

ジャスコで先週やってた入浴剤20袋で300円に飛びついた管理人でした。
伊豆大島の動物園に行った琥太郎君、お盆の8/14~16は初めてのイベントでお務めを果たしたようですよ。

2007年2月の次男坊
(2007年年初の琥太郎@江戸川Zooで)

ekistationさんのブログによると大島動物園では“動物園小祭”と銘打ってお盆休みの期間に数々のイベントが催されたそうです。
その中の一つとして一日2回、来園者が琥太郎にゴハンをあげるという催しがありました。
ブログ検索のTechnoratiで検索すると、幸運にも琥太郎にゴハンをあげることができた人の感想も読む事ができました。

イベントでは来園者の差し出したフルーツを琥太郎が食べているあいだに、琥太郎に触れることもできたようです。
琥太郎はそんなイベントを務められるようになったんですね(しみじみ)。
衛生面と琥太郎の健康(精神面も)さえ充分に配慮していただけたら、何も言うことはありません。
あとは琥太郎さえ楽しければいいのです。

[イベントやれたよ!]の続きを読む
ブナのベロ
ブナ君「え?ベロが好きなの?」

[タン塩が好き]の続きを読む
レッサーパンダ界屈指の美女パンダ、江戸川Zooのユウユウさんは真夏の営業は4年振りです。

日陰の女ユウユウさん
「やっぱり真夏の営業は大変ねー」

しかしそこは利口なユウユウさんのこと、上手に日陰を選んで行動しています。

[日陰好き]の続きを読む
先週、「東急本店40周年記念 岩合光昭写真展~パンダの季節~」@渋谷に行ってきました。
お盆前の平日午前中だったというのに、先に見ている人が見終わるまで横で待っていなければならない程けっこうな人出がありました。

写真が見応えあるのは勿論だけれどキャプションの付け方も上手いなぁと思って見ていたら、水を飲むジャイアントパンダの写真に付けられていたキャプションを読んだところで足が止まってしまいました。
「パンダは水に口をつけてチューっと吸い込むようにして飲む」←正確ではありませんが、こんな要旨。

以前、中国語のレッサーパンダ紹介を訳している時に「レッサーパンダは水を飲むのが好きで“斉斉(Qi qi/チーチー)”と飲む」という文章があり、私はピチャピチャと飲むと訳したのですが、これは間違いでした。正解は「チューチューと飲む」だったんですね。これが間違いかどうかも分からなくなりました。レッサーパンダが必ずしもジャイアントパンダと同じ水の飲み方をするとは限らないんですよね。

チューっと水を飲むサンちゃん

(写真はサンちゃん@江戸川Zoo)確かにレッサーパンダ達が水を飲む姿を思い出すと、猫のように舌でピチャピチャと飲むのではなく、口先を水につけています。
そして顔を上げると口元から水がダラーっと垂れるのよね。
やっぱり翻訳は正確にやらないといけないなぁ。


サンちゃんは口元を水に付けて静かにすすっているように見えるのですが、果たしてレッサーパンダが水を飲むときはピチャピチャと舌を使って飲むのか、はたまた吸い上げるのか。それとももっと別の飲み方があるのか?
どうぞ皆さんも身近なレッサーパンダが水を飲む様子をよく観察してみて下さい。


写真展にも出ていた岩合さんの『10パンダ』はジャイアントパンダの写真を使った数え歌のようなもので、一頭だけの写真に始まって10頭が一緒に収まった写真で終わるわけです。
このアイデア、自分のブログに貰った!と思ったのですが、レッサーパンダが10頭も一緒に収まった写真なんか撮影したことはないことを暫く経ってから気づきました。
日本国内で『10レッサーパンダ』が撮影可能な動物園ってどこがあるの?

ちなみに昨年私が訪れた中国四川省成都の大熊猫繁育研究基地には60頭ぐらいのレッサーパンダがいるそうです。
しかも100頭飼育を視野に入れているそうです。
それがかなった暁には是非、岩合さんに『100レッサーパンダ』撮影に挑戦していただきたい。
助手が必要なら私が行きます、手弁当で。

[水の話いろいろ]の続きを読む
朝10時の江戸川Zooでは娘レッサーパンダのサンちゃん(仮名)が南天の枝で遊んでいました。

南天の枝で遊ぶサンちゃん
サンちゃん「♪ラン、ランララ、ランランラン」

[娘はつらいよ]の続きを読む
埼玉県こども動物自然公園のレッサーパンダ、マグロ君が2007年8月5日に急死しました。

ブーブーを見つめるマグロ
「ボクもこんなカッコいい男になるのだ」
2003年10月@多摩、ブーブーおいちゃんを見つめる一歳のボク(マグロ)。

マグロ君は2002年7月2日多摩動物公園生まれで享年5歳。
母:イクラ、父:タンタン、兄弟:カツオ(双子、市川Zoo在住)、タラ(現在はコンタ、弟、八木山Zoo在住)。
2002年というのは多摩Zooレッサーパンダの三組のカップルがそれぞれに子供を産んだ当たり年で、双子のカツオ君の他にもノノ君(旭山Zoo)とナミちゃん(市川Zoo)、そしてタンポポちゃん(現在フィンフィンちゃん、池田Zoo)が誕生しました。

多摩Zooの公募によって決まった赤ちゃんパンダたちの名前が展示場に貼り出され、それを見た誰もが「マグロ……?」と呆然としていたのを思い出します。
成長してからのマグロ君は名前のインパクトとキリリ系のイケメンが相俟って、一度会うと忘れ難い存在感がありました。
2003年11月に埼玉県こども動物自然公園に移動してからは、愛妻ポリンちゃんとの間に4年間で8頭もの子宝に恵まれました。

平均からすると短めではありましたが充実した日々を過ごしたであろうマグロ君の5年間を写真で追ってみました。

マグロ2003年10月ブーブー、ノノと
2003年10月@多摩、前方からブーブーおいちゃん(隣のおじちゃん)、ノノ(隣のおじちゃんの子)とマグロ(居候、いや男塾の塾生か!? 塾長は当然ブーブー)。

[マグロ……!!]の続きを読む
江戸川区自然動物園から巣立ったレッサーパンダ第1号の琥太郎。
琥太郎はこんな顔

伊豆大島の魅力をいろいろと紹介しているブログ「伊豆大島二日酔い日記」の管理人ekistationさんが当ブログ7/31の記事のコメント欄で琥太郎の近況を教えてくださいました。
見落としている方もいると思うので、大きく紹介させていただきますね。

東京都大島町公式サイトに掲載されている広報誌「おおしま」2007年8月No.490の14ページに、琥太郎が大島公園で運動場デビューを果たすまでの様子が詳しく紹介されています。

運動場にいろいろな樹木が植えられているだけでなく、室内展示室からキャットウォーク、運動場前室など様々な展示施設がレッサーパンダのために配置されているようです。
そこを一週間かけて琥太郎は少しずつ自分の縄張りとしていったのですね。
琥太郎がお嫁さんを迎えることができたら伊豆大島へ会いに行こうと考えていましたが、新しい展示施設でやんちゃに遊ぶ琥太郎を今すぐにでも見に行きたくなりました。

琥太郎の尻尾の先っぽは今どうなってる?
江戸川Zooから旅立つ前は尻尾の先端が白髪だった琥太郎。
今はどうなっているのかな?
本日は昼からのゴスペルレッスンの前に江戸川Zooに寄ってみました。
カメラは持って行かなかったのでレッサーパンダ達を見ていただけなんですが、三頭全員が放飼場に出されていました。
屋内への扉はもちろんクローズ。

そう、ユウユウさんも閉め出されていたんです。
屋内が掃除中だから外に出されていたということではなさそう。
うーん、ユウユウさん、部屋に戻る必要ないのかぁ……。

たれブナ君
ブナ「この暑さではさすがのボクもタレます」

私がいた間は、サンちゃんはキンモクセイの後ろでタレっぱなし。
ユウユウさんは芝生の上でひとしきり毛づくろいした後は、サンちゃんの近くでタレました。
ブナ君は孤軍奮闘で動き回り、時々屋内への扉が上がっていないかチェックしていましたが、10時半を過ぎた頃から大きな木の後ろ辺りでタレていました。
妻と娘とは距離を置いて休むあたり、ちょっと遠慮しているパパかしら?

レッサーパンダ放飼場に去年まで掲示されていた「暑さが苦手なので見られないことがあります」の札も今年はないし、このまま江戸川レッサーズは真夏の間も外回り営業が多くなるのかしら。
ブナ君もユウユウさんも高速ハアハアしてたから見ていて可哀想だったけど、区民から「レッサーパンダの姿が見えないのはケシカラン」とか苦情が来たりしたのかな?

もし真夏の動物園に来て「動物の姿が見えない」とか「昼寝ばっかりで動かない」と不満を漏らす人がいたら、是非全身をピッタリ覆う毛皮を着て10分くらい屋外に立ってみて欲しいですね。
動物園なんだから動物を見るだけじゃなく、動物の気持ちになってみるという企画があってもいいよネ。

[真夏に毛皮のロングコート]の続きを読む
本日、東京は最高気温36度。
さすがに今日は私も動物園行きを断念してしまいました。
レッサーパンダが耐えられる気温はせいぜい25度までとどこかで読んだ事があります。
25度を超えていても7月は屋外に閉め出しを喰らうことが多かった江戸川レッサーズですが、今日は屋内外の出入りは自由にしてもらえたのかな?

あきらさんのブログによると、この日は出入り自由になっていたそうです。
ヨカッタ、ヨカッタ。

暑い日は水分補給も忘れずに
サンちゃん「暑い日には水分の補給も忘れないようにしないとね」

サンちゃんは江戸川レッサーズの中では比較的よく水を飲む場面を見せてくれます。
ブナ君は東屋脇の岩陰に隠れた水場しか利用しないので、水を飲んでいる姿は見た事がないかも。
でも口元から水滴を垂らしているので、「あ、水を飲んでたのね」とすぐに分かります。

[暑い日]の続きを読む