東京都江戸川区西葛西の行船公園内にある江戸川区自然動物園のレッサーパンダを紹介しています。

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レッサーパンダを飼育する動物園としては最南端(でいいんだよね?)の平川動物公園ですが、桜島を一望できるロケーションは噂に聞く景色の素晴らしさ。園の奥の方には小川が流れていて、こちらは森の中を散策しているような気持ち良さ。そして平成27年まで続くという施設の整備で、展示も次々にリニューアルされています。この動物園、気に入った! 特に足湯、最高!

今の時期に動物園の展示施設リニューアルに金を出すことを決められる自治体って、進取の気象(気性)に富んでいるイメージがあります。動物の展示がどんどん進化しているこの時に、檻+コンクリの時代とは全然違う動物の行動と姿を見せられることと、それが市民に与える好影響に気付くことの出来る柔軟な頭脳を持っている土地でもあると思います。

曇り気味でせっかくの桜島が霞んでしまいましたが、このアフリカ園の眺めはたまりませんね。難点はキリンさん達が桜島が背景に入る位置になかなか来てくれないことでしょう。
平川アフリカの草原

さて、レッサーパンダ放飼場では午後一時半、風美ちゃんが紅葉を踏みしめながら屋外放飼場に登場しました。
風美リンゴ

リンゴタイムの始まりです。控えめにリンゴをおねだりする風美ちゃん。
風美リンゴ2

若い頃の内野聖陽という感じのキーパーさんからリンゴをいただきます。お行儀いいですね。
風美リンゴ4

ひとり展示室に取り残された瞬平くんにも、リンゴありました。
瞬平リンゴ1

「モグモグモグ、リンゴうめぇ。お母ちゃん、何やってんのかな?」
瞬平リンゴ2

窓の格子につかまって外を眺めながらリンゴを食べる瞬平くん、ちょっとオヤジっぽいよ。
そして屋外放飼場では風美ちゃんが、故郷では味わったことのない秋の味覚に舌鼓を打っていたのです。
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先日千葉Zooに行って風太達の顔を見てハッとした。
「あ、まだ平川Zooの記事を上げてないや」
そういうわけで年越しの宿題だった平川動物公園の写真をアップします。

平川Zooと言えば、この枝に引っかかったつき立ての餅みたいになっているこの子ですよ。
昨年生まれの仔レッサーパンダ、瞬平くんです。
日本南端の赤パンダさん01

平川Zooでは動物園の開園前にレッサーパンダには朝ご飯をあげるそうなので、開園と同時に入園してレッサーパンダ展示に直行しても、上の写真のような満腹のネムネム(眠)パンダさんとご対面することになります。
それを逆手にとってここでは、レッサーパンダ達が朝寝をしているうちに他の動物の展示を見て回るというのも一つの手かもしれません。

さて、どうして風太達の顔を見て私がハッとしたのかと言えば、ここには千葉Zooからお嫁入りした風美ちゃん(右)がいるからです。風美ちゃんは瞬平くん(左)のお母さんです。
日本南端の赤パンダさん02

前もって忠告しておくと、今日のエントリーには風美ちゃんの良い写真は全然ないです。そもそも今回の南九州レッサーパンダの旅は屋内展示のガラスとの戦いの旅だったので、大した写真は撮れていません。悪しからず。

7月上旬に生まれた瞬平くんだから屋外放飼場で見られるだろうという私の期待を裏切り、瞬平くんは終日屋内展示でした。というのも、平川Zooのレッサーパンダ放飼場の樹木は縦方向に長く、水平方向に張った枝が高い位置にしかないので、仔レッサーパンダには少々難易度が高く、まだ瞬平くんを外に出せないのでした。
放飼場に樹木自体は数種類あるので、瞬平くんの木登りが上達したらこの放飼場で見られるのは楽しいだろうなぁ。
日本南端の赤パンダさん03

本来なら瞬平くんが外にいなくても、我々は父パンダの瞬々をこの放飼場で見られる筈でした。しかし瞬々は我々が訪問する一か月前に急逝しました。お嫁さんの風美ちゃんとの相性も良く、この環境の良い平川Zooで今後の繁殖が期待されただけに、残念でなりません。

風美と瞬平が朝寝をしているうちに園内を半周して、午前11時頃にレッサーパンダ展示前に戻ってきたら二頭とも起きた。こちらは風美ちゃん。
日本南端の赤パンダさん04

上の写真とは同じ場所、同じ時間、同じ設定で撮影した瞬平くん。毛の色は瞬々譲りなのかな。
日本南端の赤パンダさん09

今のところ瞬平くんの顔は仔パンダ特有の吊り気味の小さな目ですが、これから成長して眼元も発達してくると、これは美形パンダになりそうな予感がします。
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瞬平と風美です。
えぇっ、もう寝ちゃうの?外には出ないの!?